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   用語説明         VOCやイソシアネートなどの専門用語をわかりやすく解説しています    




VOC
VOCとは揮発性有機化合物(Volatile Organic Compounds)の略称です。
常温常圧で大気中に容易に揮発する有機化学物質の総称のことで、塗料、印刷インキ、接着剤、洗浄剤、ガソリン、シンナーなどに含まれるトルエン、キシレン、酢酸エチルなどが代表的な物質です。シックハウスの原因物質とされ、規制の対象となっているホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、スチレンなどの物質もVOCの一種ですし、殺虫剤にもVOCに含まれるものが多くあります。 ごく揮発しやすいフロンやアセトン等(極揮発性物質)、揮発しやすいベンゼンからスチレン等(揮発性物質、VOC)、やや揮発しにくいフェノールやフタール酸エステル等(半揮発性物質、SVOC)、揮発しにくいけれども少しも揮発しないわけではない(難揮発性物質)に分けられます。 VOCには、上の例のような炭化水素類のように毒性が弱いものばかりでなく、窒素を含む化合物(アミン、ニトリル、イソシアネート)や、いつまでも消えない塩素化合物等(POPs)、毒性が強いものも環境に多くなったので、単純に量ばかりでなく問題になっています。香料にも有害なものがあります。種類が多いので分析で見つけ難く、変質して弱毒になったり強毒になったりと空気中で変わります。

有機化合物
炭素元素を含む化合物のことです。
一方、炭素以外の元素から構成される物質は、無機化合物と呼ばれます。ただし、炭素を含む化合物のうち一部、たとえば二酸化炭素などの酸化物、シアン化水素などのシアン化物、炭酸ナトリウムなどの炭酸塩は、炭素を含むが無機化合物として扱われます。 有機物は、かっては生物の働きでしか合成できない物質でした。今は石油や海水や空気を原料にしてこれまで無かった化合物を生物の製品になぞらえて大量に人造しています。もっとも石油も、大昔の生物が地中で変質した有機物なのですけれどね。香りなどの用途は似ていても、構造はまったく違うものです。 今でも有機質というのは生物体由来の物質のことで、今の(化学者だけのかってで)定義が新しくなった有機(化合)物のことではないので、混同しないように注意しましょう。

イソシアネート
イソシアネート(isocyanate)とはR-N=C=O という部分構造(イソシアネート基と呼ぶ塊)を持つ化合物のことです。
イソシアネート基はいろいろな有機化合物に付くので、イソシアネートにはそれが付く有機化合物によっていろいろな種類があります。 例えば、トルエンに2つのイソシアネート基が付いたものはトルエンジイソシアネートといいます。 イソシアネートは、急速に化学反応して、別なものに変わりますが、人に触れた化学反応では目や、皮膚や、呼吸器の炎症を起こします。 一般の化学物質に比べて、空気中にごくごく薄い濃度でも症状を起こします。 イソシアネート主体の合成樹脂はウレタンですが、イソシアネート単独でなく、高分子の一部として含む合成樹脂もいろいろ開発されています。 フェノール樹脂やエポキシ樹脂の中にも相当なイソシアネートを組み込んだものが少なくありません。 モノマーが高分子になる繋がり方で、違った性質になります。弾力があって軟らかいタイヤや手袋にするゴム、丈夫で硬い機械部品、フワフワと泡だらけで断熱材やマットレスにする発泡スポンジ、細い繊維にしたり繊維に絡めて(起毛材)弾力ある布製品、伸び易くて貼り付き易い塗料や接着剤、などとして日用品、衣料品、家具、電気器具、医療・介護用品、建設・土木材、交通機器、などあらゆるところで応用されています。 道路や建築に使われるアスファルトやコンクリートにも種々な方法で使用されています。